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2007年5月29日 (火)

フランス旅行-14:世界遺産2

□ アルケスナン王立製塩所

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ディジョンの東方、ボーヌから高速A30経由で約1時間半のところに、世界遺産「アルケスナン王立製塩所」があります。

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18世紀、王室のお抱え建築家ルドゥーが、理想都市実現のために設計した製塩工場及びその周辺施設が残っています。

テレビの世界遺産でも、昨年9月に放映されました。

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施設全体は、写真(上)の建物を中心、半円形の中庭を囲んで建物が配置されています。

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この施設の特徴は、施設が製塩工場だけでなく、住宅、病院、学校などがあることで、小さな都市を夢見て造ったところです。

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しかし、この施設、実は半分しか完成していません。

ルドゥーの夢見た完成形は、半円が2つで円形に閉じる形で、これが中心となって都市が拡張していくものだったのです。

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しかし、建設が半分完成した時、フランス革命が起こり、王室の建築家としてルドゥーは投獄され、職を失ったのでした。

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この時代、理想の建築をドローイングで残した建築家達がおり、ルドゥーもその1人です。

私はその絵が好きだったことから、いつかは、実物として残るこの建物を見たいと思っていたのでした。

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プロフィールの写真も、実はここで撮影したものです。

実は、この柱の形、日本にあります。

建築家 磯崎新氏が、「筑波センタービル」という建物でこの柱を引用しています。 この建物の中庭には、ローマのカンピドリオ広場の引用もあり、ポストモダニズム建築の代表的建物として有名です。

周辺にはこれ以外特別な観光もありません。特に興味の無い方にはお勧めできませんが、建築家クロード・ニコラ・ルドゥーに興味をもたれた方にはお勧めです。

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コメント

センタ-ビルの柱はもう少し押し潰したような、横長のプロフォ-ションでしたよね。
それにしてもカッコイイ模型と図面です。
一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだった磯崎さんも、最近は安藤さんや黒川さんに押されて目立ちませんね。
磯崎さんの様な難解な理論より、単純明快な安藤さんや面白すぎる黒川さんのキャラクタ-の方が、今の日本人には受け入れ易いのではないでしょうか?

投稿: 凛太郎 | 2007年5月31日 (木) 14時22分

凛太郎さんへ

安藤さんは建築の世界だけでなく有名ですね。
黒川さんは、最近は政治家として活躍が目立っていますが、本心が何なのかはわかりません。

しかし、ルドゥーの建物、良かったですよ。大きくは装飾的でありながら、細部は極めてシンプル。他では見たことのない建築でした。

投稿: いさぶろう | 2007年5月31日 (木) 18時10分

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