「ねこ」アルバム-51:窓の外
風があわてて窓に駆け寄りました。
そして、ガラスに手をついて、一心不乱に外を見つめています。
側に寄って行っても、風は相変わらず外を見つめています。
その視線の先には、そうです、外を悠々と散歩する三毛猫がいます。
三毛猫は、ゆっくり歩いて行きます。
そこは、再開発を待つ土地のため、人や車が入り込まない、動物や鳥たちの自由な場所になっています。
この外の猫を見ながら、風は何を考えているのでしょうか。
狭いマンションの一室に閉じ込めている我々人間の勝手な理由を責められているようで、ちょっと辛い気持ちになりました。
で、その後、首紐をつけて外廊下に連れ出してみました。
でも風には唐突だったのか、2mも玄関から離れないうちに、家に戻ってきました。
やっぱり、外に出たいものの、いざ出てみると、ちょっと怖かったのでしょうか。
風にとっても、「隣の芝生は良く見える。」ということだったようです。
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