旅行・フランス旅行

2007年6月21日 (木)

フランス旅行-23:食べる愉しみ-2

□ パリ

パリは、この旅最後の街ということもあり、ちょっと贅沢をして、知人に「ステラマリス」を予約してもらいました。

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食事の写真は撮りませんでしたが、旅の日記を見返してみると、食事の後に食べたメニューがスケッチで残っていました。

食前酒のシャンパンを飲みながら、パイシューで包んだ暖かいチーズ、芋のスライスにチーズのせオニオン風味、グリンピースのスープを頂きました。

ボーヌのプルミエクリュの白ワインを飲みながら、ワイフはアスパラ3種と手長海老のクレープ巻き、わたしはバターソースを敷いた手長海老のラビオリを前菜で頂きました。

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このワイン、調べてみると日本人ワイン醸造家、新井順子氏のものであることを知りました。

アロースコルトンの赤を飲みながらのメインは、ワイフは兎のパイ包み焼き、わたしは子羊の骨付きの香草焼きを食べ、シャンボールミュジニーの赤ワインを追加し、口直しにパプリカのスープを頂きました。

デザートは、ワイフはスフレとアイスクリームを選びました。結婚して間もないころ、表参道の萬養軒で食べたスフレに並ぶ、人生で1、2を争う美味しさだと喜んでいました。わたしは4種のシャーベットを頂きました。

食後は、乾燥オレンジ、イチゴ味のマカロン、チョコ味のマドレーヌとエスプレッソで締めました。

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旅してきた村々のワインを飲み、美味しい食事を堪能し、満足いくひと時を過ごしました。

最後に、吉野シェフと記念の写真を撮らせていただきました。

この日が今回の旅の最後の夕食でした。

最後に、ちょと変わった場所のレストランを紹介します。

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パリの街並みの中で、特異なデザインを見せるポンピドゥー・センター最上階にあるレストランです。

美術館を訪ねた後、パリの街を見ながらの食事は気持ちのいいものです。(そのフロアーには日本人建築家の事務所もあります。)

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今回の旅では、様々な街に行き、いろんな料理を食べました。

一番印象に残っているのはボーヌ郊外のチャームホテル での朝食です。

自然の恵みと素朴な料理、もてなしの心、出会い等、料理の思い出はそうした要素が複雑にからまり、楽しい思い出になっています。

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もう一度フランスに行きたい。そう思いながらの旅の記録となりました。

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2007年6月20日 (水)

フランス旅行-22:食べる愉しみ-1

ヨーロッパを旅する時、食事はとにかく最大の愉しみです。

今回の旅でも、新しい発見と貴重な経験が、旅の思い出に彩りを添えてくれました。

□ リヨン

リヨンでは、オペラハウスの南側の通りを入ってすぐの場所にある、伝統的料理を出すブッションで食事しました。

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料理人であるマダムは結構有名な人らしく、ボジョレーワインのポスターにも顔を出していました。また、日本の雑誌にも出たことがあり、その雑誌を見せてくれました。

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テーブルにはかごに盛られたチェリーが置いてありました。

前菜はボールに盛られたツナ、トマト、タマゴの入ったミックスサラダ、写真にあるメイン料理は肉とクリームソースのご飯添え、デザートはチョコのケーキもしくはタルトタターンで17ユーロでした。

クリームソースは肉、米との相性もよく、とても美味しかったのですが、そのボリュームには驚くばかりでした。

しかし、わたしたちの後ろの席にいた年配のご夫婦は、24ユーロのコースを頼み、デザートの前にチーズをたっぷり食べて完食していました。日本人の食の細さは特別だと思い知らされました。

□ BUXY

ボーヌ近くの村、St-Desertのチャームホテルに宿泊したとき、宿のパパが連れて行ってくれたのがBUXYという町のレストランでした。

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前菜はエスカルゴで、この地方の名物と言われるものでした。

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メインは肉と魚から選択でき、肉は牛肉のやわらか煮で、肉の下にはジャガイモのピュレがたっぷりありました。

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チーズの後にデザートがあり、カラメルの薄焼きに生クリーム木苺のソースかけと、チョコレートムースのパフェでした。このコースで20ユーロでした。

8時ごろから始まった食事が終わったのは10時半を過ぎており、辺りはすっかり暗闇になっていました。

実はこの食事の後、帰り道に迷いました。往きはパパの先導する車について行ったのですが、近くに案内してくれるのだろうと思っていたら、90キロ近いスピード飛ばして40分近くの村でした。

そんなに遠くまで往くと思っていなかったわたしたちは、地図も持たずに出かけてしまっていたのでした。

二人で道を記憶していたつもりでしたが、明るかった道も、真っ暗になると景色も全く変わり、途中で道を間違えてしまったのでした。

森は暗闇、対向車もまばらで、相当ドキドキしましたが、たまたま高速道路に出たため、ホテルに戻ることが出来たのでした。

こんなアクシデントの後でも、料理が美味しかったことは、忘れませんでした。

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2007年6月16日 (土)

フランス旅行-21:パリのファーストフード

パリでは、昼食はカフェに入ってとることがほとんどでした。

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パリを訪れるのは12年ぶりになります。

その間に世界はグローバル化し、その見直しとしてのスローフードの考えも生まれたりしました。

カフェでは、昼食にサラダを食べている人をよく見かけ、わたしたちも頼んでみました。

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手前はイタリア風サラダで、巨大なアンチョビーがのっていました。

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モンマルトルでテキスタイルを買った後入ったカフェでは、トーストののったサラダがありました。

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食事として不満がある訳ではありませんが、食材しかり、ワンプレート化していることも含めて、グローバル化、ファーストフード化していると感じました。

フランスの大統領が、アメリカ的発展を標榜するサルコジ氏に決まり、こうした傾向は加速するかもしれません。

特に、パリのような大都市では、仕方の無いことかもしれません。

次、いつパリを訪れることが出来るか解りませんが、フランスらしい、パリらしい街のままであって欲しいと希望するばかりです。

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2007年6月13日 (水)

フランス旅行-20:マルシェ

フランスの生活に、マルシェ(市場)は欠かせないようです。

ここでは、リヨンのマルシェを紹介します。

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マルシェのスタイルとしては、通りで開かれるものもありますが、旧市街から新市街のパール・デュー駅に向かう途中、ラ・ファイエット通りとガリバルディ通りの交差する近くに、建物の1階部分が市場になっている場所があります。

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そこには生活を支える様々な店が集まっています。

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チーズを売る店です。

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パンを売っています。

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スタンドタイプで飲み物や軽食を出す店もありました。

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旅人の特権で、朝からワインを飲みました。

日本のように観光客相手の市場ではありませんが、生の生活を感じるには良い所だと思います。

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2007年6月 9日 (土)

フランス旅行-19:ハンドル

フランスの旅で、日本には無いものを写真で収集してきました。

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扉には必ずある、取っ手、ハンドルです。

話は変わりますが、これは我が家のハンドルです。

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イギリス製です。日本ではまだまだハンドルの歴史が浅く、デザイン的熟成の余地のある分野だと思います。

フランスに戻ります。

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他人の侵入を防ぐ、扉がカチリと閉まる。

それだけの為に、これほど多様なデザインの経験を経て現在に至るハンドルとカギの歴史があります。

昨日のニュースで、家のカギをカードにし、マンションのオートロックから玄関のカギ、加えて買い物まで出来るシステムが紹介されていました。利便性の観点からは進歩したものかもしれませんが、人が家に入るという行為、その行為に伴うカギを開ける感触、扉の重さ感、閉まり方など、玄関扉を人間の観点から考える必要があると思います。

普段の生活で何気なく使っているハンドルとカギですが、気を付けて廻りを見渡すと、そこには様々なデザインが潜んでいることに気付くと思います。

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2007年6月 7日 (木)

フランス旅行-18:ル・コルビュジェ

6月2日、イタリアワインの日に六本木ヒルズに行ったのですが、その時、森美術館で「コルビュジェ展」を見てきました。

このブログでも、フランス旅行-16で「コルビュジェ」に触れたところでしたが、昨日、近所に住む国際政治学の先生が、蔵書の中から私にコルビュジェの本をプレゼントしてくれました。

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昭和28年(1953年)の発行で、国際建築協会編となっており、当時の建築界の先端の書物であったと思われます。

また、今日の新聞で「ミセス」という雑誌の広告が目に留まり、「フランス ル・コルビュジェへの旅」が特集されていることを見つけました。

なんだか、コルビュジェ繋がりの、今日、この頃です。

「コルビュジェ展」では、集合住宅の一室が原寸で再現されており、中に入って体験できるようになっています。

その設計を、頂いた本の中に見つけました。

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この本には、建物全体から部屋の大きさ、家具に至るまで、コルビュジェの考案した「モデュロール」に基づいて寸法が決められていることが書いてあります。

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これは、パリのコルビュジェ財団で記念に買った「モデュロール」のスケッチです。

人の寸法を基準とし、その寸法に規則性を発見したのが「モデュロール」であることが解ります。

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パリ中心部から、ブーローニュの森を越えた所に、コルビュジェ財団があります。

この建物もコルビュジェの設計によるもので、「ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸」です。

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訪れた時は絵画の展示で公開されており、内部の写真撮影は出来ませんでしたが、部屋の大きさ、壁のプロポーションなど、今の時代でも新鮮さと驚きを覚えました。

ちなみに、上の写真、大きなガラス窓の中央に見えるチェアー(安楽椅子)は、「LC-4 シェーズ・ロング」と言われるものです。

この椅子を始め、代表的な家具(主にチェアー)が「コルビュジェ展」 には置いてあり、自由に座ることが出来ました。

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2007年6月 5日 (火)

フランス旅行-17:パリの美術館

パリには実に多くの美術館があります。

ルーブル、オルセーが有名なようですが、今回の旅では、ピカソ美術館に行きました。

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作品は撮影禁止でしたので建物の写真しかありませんが、ピカソの作品を数多く所蔵する美術館として、ガイドブックにも載っています。

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ヨーロッパの美術館では、そこでスケッチする学生がいたり、ベンチに座り作品の前で文章を書いている人がいたりして、美術をとても身近な存在として接している風景を見かけます。

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美術館の中庭にはピカソの彫刻が並んでいます。

白いパラソルはカフェになっています。パラソルと彫刻がとても似合っています。

こんな美術館が住んでいる近くにあるのはとても幸せなことだと、憧れてしまいました。

ちなみにこの建物、「オテル・サレ(塩の館)」を改修したものです。後で気付いたのですが、世界遺産のアルケスナン王立製塩所といい、塩つながりの旅でもありました。

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2007年6月 2日 (土)

フランス旅行-16:世界遺産ではないけれど

世界遺産には指定されていませんが、リヨンから西に車で1時間程の町、ラ・トゥーレットにある修道院を見てきました。

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この小さな町の丘を登っていくと、そこに、コンクリートの巨大な塊の建物が見えてきます。

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修道院と言っても、ゴシック、ロマネスク、バロックと言った歴史的な様式によるものではなく、コンクリートむき出し、細い柱、大きな壁が特徴で、今から約50年前に建設されました。

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ヨーロッパの文化、特に近代に目を向けると、建築家の存在は大変大きなものだということに気付きます。

六本木ヒルズの森美術館で「ル・コルビュジェ展」が開かれていますが、この建物の設計者が ル・コルビュジェ です。

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コルビュジェはフランス人で、建築だけでなく、絵画、彫刻などの芸術分野で広く活躍しました。

今から18年前、この建築家の設計した教会を見に行ったことがありました。

ホテルでタクシーを予約してもらったのですが、そのタクシーの年配の運転手が、コルビュジェを乗せたことがあると自慢していました。

コルビュジェが乗ったたタクシー(勿論、車は違うものですが)に、自分が乗っていると思い、感慨にひたったことを思い出します。

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この写真は、大聖堂に入る扉です。船の扉を思わせる形をしており、壁、扉とも、鉄の板で出来ています。

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大聖堂は、天井の高さが20m近くあり、コンクリートの壁、小口に色が塗られたスリットから漏れる色とりどりの光が、バロックの様なきらびやかさとは対極の、静かで厳格な雰囲気を創り出しています。

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この建物には宿泊することも出来るようです。

緑の丘に浮いたコンクリートのプロポーション、リズムをもって配置されたルーバーなど、今見ても心動かされる建物でした。

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2007年5月29日 (火)

フランス旅行-14:世界遺産2

□ アルケスナン王立製塩所

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ディジョンの東方、ボーヌから高速A30経由で約1時間半のところに、世界遺産「アルケスナン王立製塩所」があります。

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18世紀、王室のお抱え建築家ルドゥーが、理想都市実現のために設計した製塩工場及びその周辺施設が残っています。

テレビの世界遺産でも、昨年9月に放映されました。

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施設全体は、写真(上)の建物を中心、半円形の中庭を囲んで建物が配置されています。

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この施設の特徴は、施設が製塩工場だけでなく、住宅、病院、学校などがあることで、小さな都市を夢見て造ったところです。

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しかし、この施設、実は半分しか完成していません。

ルドゥーの夢見た完成形は、半円が2つで円形に閉じる形で、これが中心となって都市が拡張していくものだったのです。

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しかし、建設が半分完成した時、フランス革命が起こり、王室の建築家としてルドゥーは投獄され、職を失ったのでした。

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この時代、理想の建築をドローイングで残した建築家達がおり、ルドゥーもその1人です。

私はその絵が好きだったことから、いつかは、実物として残るこの建物を見たいと思っていたのでした。

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プロフィールの写真も、実はここで撮影したものです。

実は、この柱の形、日本にあります。

建築家 磯崎新氏が、「筑波センタービル」という建物でこの柱を引用しています。 この建物の中庭には、ローマのカンピドリオ広場の引用もあり、ポストモダニズム建築の代表的建物として有名です。

周辺にはこれ以外特別な観光もありません。特に興味の無い方にはお勧めできませんが、建築家クロード・ニコラ・ルドゥーに興味をもたれた方にはお勧めです。

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2007年5月27日 (日)

フランス旅行-13:世界遺産1

この旅では、世界遺産を2ヶ所訪れました。

□ リヨン歴史地区

リヨンは旅のスタートの街であり、この旅にいろいろ協力してくれた知人がかつて住んでいた街でもあります。

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リヨンの街の中心にはソーヌ川、ローヌ川が流れています。

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ソーヌ川からは、フールヴィールの丘に建つ寺院が見えます。

寺院から川を挟んだオペラ座周辺、そして街の中心のベルクール広場周辺までが「リヨン歴史地区」になっています。

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リヨンはフランスでもパリに次ぐ第二の都市ですが、新しい街の中心であるパール・デュー駅は、歴史地区、ローヌ川の東側にあり、新しい街と古い街がうまく連続しています。

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ケーブルカーの駅であるサン・ジャン駅周辺です。

歴史地区とは言ってもカフェやレストランがあります。

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サン・ジャン大司教教会を訪ねた後、ケーブルカーで丘を登りました。

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丘の上からは、街全体のパノラマが楽しめます。

大司教教会、ソーヌ川、ベルクール広場が見えます。

その北側には、黒い半円の屋根に被われたオペラ座が見えました。

この街の美しさの重要な要素として、屋根の瓦の色が茶色に統一されていることがあります。

建物一つ一つが街の財産であることが解ります。この様な美しい景観は今の日本では見ることが出来なくなりました。

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帰りは、丘を歩いて下りました。

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